初心者さんへ 自家製梅酒をつくってみよう

暮らしあれこれ

自家製梅酒をつくってみよう

今年こそつくってみよう!という方、本当に簡単にできますよ。1時間ほどでできます。
梅酒仕込み歴25年の私が、作り方と気を付けるポイントをお伝えします。

・準備するもの
・作り方
・作ったあとは
・出来上がったあと、Q&A

の順でお伝えしますね。

準備するもの (出来上がり:1.8ℓ)

基本の材料

・青梅1キロ・・・サイズは小粒から4Lまで見たことがありますが、4Lはお店でなかなかお目にかかれないので、よく売られている2Lくらいあるといいと思います。傷が少ないもの。
大きいほうが果肉とエキスが溶け出る量が多くなり、おいしい梅酒になります。
傷は腐食の原因につながりやすいため、できるだけ少ないものを選びましょう。

・氷砂糖500~600グラム・・・粒のそろったクリスタルとゴツゴツしたロックと売られていますが、どちらでも可。我が家はロックのことが多いです。甘め好みの方は800グラムくらいで。
飲むときに、はちみつをいれて甘さ調整するのもおいしいですので、アレンジしやすいようあまり甘くなりすぎないように作っています。お好みで調整してください。

※作り始め初年度の話。いぴおかは1キロ売りなのだから、と1キロ全部いれたのでした・・・激甘でした。

・ホワイトリカー1.8L・・・果実酒用と書いてあるもの、アルコール度数は35度
高いアルコールは殺菌作用が強くなります。低い度数を選ぶ場合は必ず20度以上にしてください。
20度以上あるブランデーでも作れます。

・果実酒ビン・・・ゴムパッキンがついているなど、蓋がしっかりできるものにしてください。
空気が入ると腐食の原因につながります。 ビンの大きさは4Lくらいあるといいと思います。
我が家のはレトロな赤いふたのビンです。

あると便利なもの

・爪楊枝などの先の細いもの・・・梅のヘソ(ヘタ部分)を取るのに使用。竹串でも。爪楊枝は先が曲がりやすいので数本用意しておくといいです。
・キッチンペーパー・・・洗った梅の水分取り用、ティッシュを使う際はカス残りに注意。

作り方

  1. ビンはあらかじめきれいに洗って、消毒(アルコールか煮沸)おきましょう。
    水滴を残さないように。水滴はカビの元です。
  2. 梅を洗います。ゴシゴシこすらないように。
  3. 洗った梅の水気をとり、ヘソをとります。
  4. ビンに梅をいれます。一段梅をいれたら、氷砂糖をその上にいれ、また梅を・・・で 梅と氷砂糖が交互になるように入れていきます。
  5. 梅と氷砂糖をすべて入れ終えたら、その上からホワイトリカーを全部そそぎます。
  6. 蓋をして完成☆

作ったあとは

冷暗所に常温保管します。

10日ほどすると、画像のように氷砂糖が溶けて梅が上のほうに浮いてきます。蓋をしたままビンを数回ゆすり、氷砂糖の溶けた”もや”のようなものを撹拌(ゆっくり混ぜる)してください。
さらに10日くらいしたらもう一度。このちょっとした手間で後々おいしくいただけます。
あとはそのまま飲む時まで保管でOK。

3か月ほどで色が変わり飲めますが、我が家ではさらに熟成させ1年したら飲んでいます。
毎年新しい梅酒を仕込むころに飲みはじめる、といったサイクルです。
梅は1年たったらビンからだしてください。
画像は1年後。色が変わり、エキスがでてしわしわになってますー

出来上がった後、Q&A

飲み方

ロック、水割り、炭酸割、はちみつ入れたりと、
1年梅が頑張ったご褒美の味、市販とはかなり違います。さらに長く置くと色が琥珀のように変わっていき、味わいも深くなりますよ。

取り出した梅は?

・魚の煮つけなどの臭み消しに大活躍。刻んで1個入れたら十分!
・梅ゼリーやジャムにする
・そのまま食べる! これもおいしいですがアルコール35度なので、食べ過ぎ注意。

Q&A

Q 梅の色は青じゃないといけないの?
A 青がいいとされていますが、黄色でもいいと思います。完熟梅になると漬けたときにつぶれてしまうことがあると聞いたことがあります。

Q たくさん作りたいとき、大きなビンにまとめていいの?
A 個人的意見ですが、新たに購入されるのであれば、8Lよりは4L2本のほうがいいと思います。大きなビンはグラスに注いだり、煮沸消毒をするとなると重くて大変です。
複数に分け砂糖の量を変えるなど違いを楽しんでみるのもいいと思います。

Q 保管期限はないの?
A 私のおばの家に10年物の自家製梅酒がありました。長期熟成されたまろやかさは衝撃!
高いアルコール度数と砂糖との組み合わせで、賞味期限はないといわれています。
注意として「酸っぱいにおいがする」「浮遊物などがある(カビの可能性があります)」など
違和感を感じた場合は、飲むのをやめるようにしてください。

毎年の楽しい梅酒づくりの参考になれば幸いです。
ありがとうございました。

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